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今年の施工内容をアップしますその①

こんばんは!








最近ブログの更新を怠っていましたが、今年もあと少しという事で、少しずつ更新したいと思います。







今年の7月~8月に施工させて頂いたお客様宅の更新からです。


















こちらのお客様は、ご紹介によりご依頼下さった方で、築30年以上経過されているという事でした。


以前に一度塗り替え工事をされているとの事でしたが、何年前でどのような内容の工事だったかは不明とのことです。






住宅構造と、使用されている外装材です。

住宅構造︰木造在来工法
屋根︰乾式コンクリート瓦
外壁︰窯業系サイディングボード



※木造在来工法とは

木造軸組工法とも言いますが、非常にポピュラーな建て方です。
柱や梁の骨組みが主体の建て方で、日本に昔からある工法です。


※乾式コンクリート瓦とは

モニエル瓦という認識が強い屋根材で、セメント瓦の表面にスラリー層という着色粘土層を焼き付けてあります。
モニエル瓦というのも商品名で、他にもスカンジア等の種類がありますが、共通してスラリー層が焼き付けてあるのが特徴です。
このスラリー層が塗膜剥離の原因となりやすい厄介な屋根材です。


※窯業系サイディングボードとは

セメントと木質系成分を混合して成形された外壁材で、表面には塗装加工が施されます。
こちらのお宅は新築時に平滑なボードを縦張りし、その上に現場塗装仕上げされています。
木質系成分が吸水・排水を繰り返す事により、脆弱化し、最終的に濡れたダンボールの様な状態になります。







塗装前の状態です。























前回のメンテナンスから大分経過していると思われますので、状態は良くありません。

経年により、吸水・排水を繰り返し、塗装不可能の状態の部分もあります。


今回の工事では、塗装不可能の箇所はボードの張り替えを行い、その他の部分は下地調整と修繕&塗装を行いました。










脆弱(腐食)部分を解体し





新しいボードを張り替えます。
今回は自分が解体・貼り付け工事も行いました。









また、縦目地部分は端部から塗膜剥離が起きていますので、脆弱な箇所は全て撤去します。










突然ですが、ここでクイズです!
この下の画像ですが、長持ちしない原因が写っていますが、それはなんでしょうか?



ボードジョイント部分

















ヒントは外壁材の施工方法です。























ここでの答えは、コーナー部分や上下ボード継手部分が、突き付けで施工させている事でした。




新築時の端部納め方に問題があります。

この様に突き付けで納めてしまうと、建物の振動時、大気の乾燥度等、色々なストレスが受け止められず亀裂を発生させ、塗膜に亀裂を発生させます。
そこから吸水し、今回の症状に繋がっています。

当時はその様な部材がなかったのか?とも思いますが、少なくとも上下のボード継手はシールジョイント出来たはずです。
塗膜は部材を固定するほど強固で、ゴムのように柔軟性があって、
というような夢の様な事は出来ません。








という訳で、今回の修繕方法ですが

塗膜浮きを全て撤去した後、縦目地にシールを打ち、塗膜剥離箇所を浸透性シーラー塗布→樹脂モルタル埋め戻しを行いました。
コーナー部分等の突き付け箇所はボードをV字に切り、そこにシールを打ち込みました。













その後、張り替え箇所と、埋め戻しが大きかった箇所は鎖骨ローラーでパターン付けを行います。


















で、全体的に鎖骨ローラーでパターン付け(下塗り)を行います。
これで厚みをつけてなおかつ修繕箇所を目立たなくする作戦です^^*














最後に3分艶のシリコン塗料で仕上げます。









これで外壁塗装は完了です!

外壁が痛むのには全て原因があります。
施工する時にはその原因を考えて、修繕する時に長持ちさせる為にはどのようにするのが良いのか、また、費用対効果を検討しながら作業を行う事が大事だと考えます。














後は屋根と付帯ですね。



乾式コンクリート瓦ですが、経年でほとんどスラリー層は残っていません。
しかし、下地調整が何においても一番大事ですので、しっかりと洗浄を行います。






その後シーラーを塗布し









シリコン塗料を2度塗布して完了です!













当店が他の塗装店と大きく違うと言えば、下地調整の程度と、それにかかる時間でしょうか。
当店はしっかり下地調整をします。その分時間もかかりますが^^;

この雨戸はペーパーが目詰まりしてしまうタイプだったので、水研ぎを行いました。
その後水道水とブラシで両面を綺麗にし(写真撮り忘れてました)









ブースを作成し、低圧温風塗装機で吹き付けて仕上げます。






完了です♪






雨樋とか窓庇とかもシリコン塗料を2度塗布して仕上げました。













施工完了です^^*















長くなりましたが、これが大まかな作業内容となります。
腐食部分は交換し、塗膜修繕箇所はその原因を考え、改善するにはどうするか?

傷んだ原因を考えながら施工方法を決める事で、長持ちさせる施工を行います。

そのまま適当に修繕し、簡単に見栄えだけ治せば一時的に見た目は綺麗になりますが、本当にそれで良いのか、多分お客様には分かりません。


特に見積もりを見た段階では、どんな工事になるのか分からないのが、業者決定をするにあたって難しい所ですね。














今回の更新はこれで終わりたいと思います。

最後になりましたが、今回は当店にご依頼頂きまして、誠にありがとうございました!





困った事があれば、お気軽にご相談下さいm(_ _)m





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